FOOD 「食」の取組み

松屋フーズホールディングスは、
食材調達、物流プロセス、メニュー開発、
店舗・工場等に至るまで、
さまざまな取組みを行っています。

食材の安全・安心・安定供給

安全・安心・持続可能な食材調達

安全・安心な食材の選定・持続可能な調達は、「食」を担う松屋フーズホールディングスの基本的なミッションです。たとえば、牛めし、定食等に使用される牛肉の場合、国産牛は、仕入先である食肉加工会社の月齢確認・給仕餌の内容・解体処理などを徹底的に視察。米国産牛肉の食肉加工場では食品品質管理手法であるHACCP(危害分析・重要管理点)方式を導入していると同時に、特定危険部位の除去作業は米国農務省検査官の立会の下で実施。健全な飼育環境と安全性を追求した加工・生産プロセスに配慮した取組みを行っています。

国内の農業生産者と提携した農業振興

農業就業人口の減少抑制、農地・農村の機能回復および生産性の向上は、わが国における喫緊の課題です。松屋フーズホールディングスは、全国各地の農業生産者と提携し、高品質な野菜を産地直送で調達する独自のネットワークを構築。国内農業の振興と持続的な成長を支えています。

提携農業生産者の
トレーサビリティ・システム

松屋フーズホールディングスは、高品質・安全な国産野菜の持続可能な供給を目的に、全国各地の提携生産者が育てた野菜の「生産履歴」を把握できるトレーサビリティ・システムを構築。
生産現場から調達に至るまで、品質と安全性のリアルタイムなチェックを可能にしています。

国産野菜の
コールドチェーン・システム

新鮮な野菜の持続可能な供給も松屋フーズホールディングスのテーマです。収穫した野菜を一定の温度下で管理し、産地からお客様へ提供するまで収穫時の鮮度を維持する「コールドチェーン・システム」の構築もそのひとつです。

原産地&アレルゲン含む28項目表示

松屋フーズホールディングスでは、主な食材の主要な原産地や特定原材料(表示義務のアレルゲンを含む28項目)の情報やメニューに含まれる栄養成分をホームページで自主的に表示。安全・安心な食材供給と、一人ひとりの健康維持に配慮した取り組みを行っています。

健康志向の商品開発=糖質OFFメニューの提供

一人ひとりの健康志向に応えるために、松屋フーズホールディングスでは、ロカボ(緩やかな糖質制限食)メニューの提供にも着手。松屋にて、定番定食の「ライス抜き」メニューを発売するなど、さまざまな疾病につながる血糖値異常の改善に効果的といわれるロカボメニューの考案にも取り組んでいます。

店舗における環境・衛生管理

マニュアル、手順書、掲示物の
多言語化による外国人従業員への
情報伝達

外国人従業員によるサービス品質の均一化は、店舗の安全な運営、環境保全・衛生管理、外国人従業員のやりがいやキャリア形成の促進等、あらゆる目標にコミットするテーマです。松屋フーズホールディングスは、店舗の外国人従業員に向けた、マニュアル、手順書、掲示物の多言語化による情報伝達を実施。全国どの店舗でも変わらない高品質なサービスの提供に努めています。

エプロン・キャップは
5枚1組で包装し、包装資材ゴミを削減

包装資材ごみの低減も重要なテーマのひとつです。店舗従業員が使用したエプロン・キャップをクリーニングする際には、5枚1組にまとめて包装・発送するルールの遵守を徹底。包装資源ゴミの削減に貢献しています。

LED照明を導入し、
省エネルギーとCO2削減に貢献

LED照明は、一般照明と比べて圧倒的な長寿命・省電力を実現します。40形蛍光灯の場合、LED照明化により、およそ71%のCO2排出量の削減が可能となります。松屋フーズホールディングスでは、店舗の看板や店内外の照明をLEDに切り替えることで、省エネルギー化とCO2削減による地球温暖化防止に貢献しています。

工場における環境・衛生管理

自社配送の車両に
アイドリングストップ車を導入

松屋フーズホールディングスは、生産工場から店舗等へ食材を配送する車両に、信号待ちなどの停止時に自動的にエンジンを切り、発進時にエンジンを再始動させるアイドリングストップ車を導入。エネルギー使用の低減と大気汚染物質や温室効果ガスの排出抑制に努めています。

嵐山工場における温度管理・
省エネルギー化の取組み

生産現場の効率的な温度管理と省エネルギー化を目指し、嵐山工場に空調換気集中監視システムを用いた温度制御を導入。嵐山工場全体の温度管理を一定のスケジュールに基づいて稼働させることで、運転動力エネルギーの削減を実現しています。

天然バナジウム水を活用した
安全で人に優しい生産ライン

富士山工場では地下250メートルから汲み上げた富士山の伏流水を野菜の洗浄や豆腐の製造に使用。洗浄・殺菌・搬送行程は完全自動化されおり、より安全で人に優しい生産ラインを構築しています。

全工場における
固定エネルギー削減への取組み

松屋フーズホールディングスでは、すべての生産工場において、設備全体にわたる省エネルギー化とCO2削減を推進。ボイラー蒸気圧、給水温度、エアーコンプレッサー空気圧のチューニング、冷凍機セットバック運転による動力エネルギー削減、LED照明導入等、固定エネルギーの削減に取り組んでいます。

松屋フーズリサイクルセンターに
おける食品リサイクルの取組み

富士山工場内に産業廃棄物中間処理施設「松屋フーズリサイクルセンター」を設置。関東地方の約600店舗および食品の製造工程で排出される食品残滓・未利用資源回収し、微生物処理システムで堆肥や家畜の飼料を製造。自社農場・農家・酪農家。小中学校などへ提供しています。